松本電機ブログ: 2011年10月アーカイブ
タイに住んでる私の友人から現地の洪水情報が届きました。
タイの洪水は大変な非常事態になっています。
私の知る限りでも、9箇所の工業団地が次々に水没して、
大小日系企業200社以上が生産不可能という情報です。
工業団地に従事する者だけでも、40万人以上の雇用が奪われ極めて深刻です。
さらに北部から大量の水が押し寄せており、被害は拡大するのではと予測されてます。
水位が上昇する27~31日は、各関係省庁を休日とするそうです。
水が引かぬ現在では、復旧再開の目途も立たず、政府の情報も交錯しています。
私の自宅と会社があるチョンブリー県でも、
今のところ洪水の難は逃れておりますが、食料品、生活物資等で支障が出ています。
ローカルの知人が送ってくれた水没した工場の写真は、
パトゥムタニー県・バンカディー工業団地です。
最近、建設現場でゼネコンの職人(鉄筋・大工・LGS・ボード)さんが少なく工程が遅れる話しを聞きます
私もいろんな建設業の社長さんとも話をしますがやっぱり若い職人さんが転職しているようです
3年前に前原さんが「コンクリートから人へ」と新聞に大きく掲載されたのを思い出します
弊社の協力会社の職人さんも4人も退職しています 職人さんとも話をしますが
まず、毎日の仕事の確保が難しいのと賃金の低さと補償問題のようですね
ある退職した職人さんとも話しましたが給料が少なくなり補償もされずこの先が不安と言う理由です
従業員や職人さんまで現在の建設業界の将来の不安があり自分の仕事のモチベーションが下がり
欲もなくなり休みは家族で公園で遊んでファミレスで食事ができればいいと思うでしょう
私も現在、新規物件の見積書をし受注に向け実行予算を計算していますが元請会社からの
提示金額では非常に難しく日/?の賃金しかでないでしょう まったく厳しい状況が続いています
物を作る仕事はすべて職人さんの力です 発注元や大手企業は自分の会社を一番に守り現場の
職人の会社の事は考えていないのでしょうか。建設現場はいろんな分野の職人さんが力を合わせ
無災害と高品質な施工を求められます しかし現状は大手企業が会社を守る為に利益をとり
残った金額で職人の会社が請負い安全に関しては非常に厳しく書類ばかり記入させ働く時間も
少なくなるくらいです 元請けから下請けまで一致団結して低価格でもがんばろうと言う精神はどうも
ないですね。みんな自分を守るのが精いっぱいでなのでこんな状況ではいい工事はできないでしょう
元請けから下請けへ受注体系だけで請負金額が少なくなる業界では職人の会社は存続が危険です
これから先、あと何年ヶ後には職人不足で物が作れなく時代が来ると私は思います
建設業界の魅力と雇用を守れるような先は訪れるのでしょうか。私の奥さんがさっきポロっと言いまし
た 職人なんて無くなればいいのに 私も我が家では一番低い地位です(MOMOCHIより下)
夕飯のおかずがシャブシャブで喜んでたら嫁さんがちゃんと小皿にシャブシャブを入れてくれたけど
MOMOCHIの方が肉が多かった これが我が家の結果です。
私は何とか若い職人の確保と建設業の働きやすい環境と何か新しい仕事の開拓を含め少しでも
邁進できるようがんばります 賃金があがれば建設業も人気がでるのかな~